杭州

 7年前の忘れ物を取りに杭州へ行くことにした。前にも日記に書いたが、毎年上海には行くものの、そこから足を伸ばしてすぐの杭州にはもう6年半行っていない。10ヶ月ほど生活した杭州。久々に地図を開くと延安路や解放路、杭大路に西渓路、文三路といった名前が目に飛び込んできて目頭が熱くなった。今回は旅行という感覚ではなく、思い出に浸りに、思い出を探しに行くという感覚だ。また幸運なことに友達が勤務先の広州から杭州へ帰ってきているので、杭州で会えるのがとても楽しみ。
 で、7年前の忘れ物は何かというと、とてもしょうもないモノで、杭州に行く動機付けにもならないのだが、去年突然価値が上がったモノである。そう人民元である。中国銀行に預けていたお金を取りに行くぞ! といってもたったの100元! 利子がどのくらい付いているのかは知らないが、105元もあれば御の字かな。北京で引き出せば良いと思われるかもしれないが、北京の中国銀行でそのお金を引き出そうとしたら、杭州の口座だから北京では引き出せないなどとおっしゃる。ありえね〜。同じ銀行じゃないか〜。
 急に杭州に行くことを決めたのでチケットは一等寝台である「軟臥」とあいなった。532元はちょっと高いが、クソ暑い待合室で並んで改札を受けることを考えると、軟席専用待合室でゆったりと改札を待つのも良いかと。今回で2度目となる「軟臥」は、Zナンバーの直通列車ということもあり、たったの13時間半しかいられないのでつね。ちょっと残念・・・って貧乏性やなw