看病

 クラウチはゴールを決めたものの残念ながらロボットダンスは見られず・・・残念。ゴールの順番がジェラードと逆だったら見られたかも知れないですな。次回に期待。
 上海に行く直前に少々身体の調子が悪くなり、上海にいた間ずっと我慢していて、最近やっと調子もだんだん良くなってきたのだが、やはり病院で診てもらうことにした。中国で初めて病院に掛かりますた・・・。中日友好医院に行こうかなとも思ったのだが、日本の医師もいないようだし、一度電話したとき日本語がうまく話せる人がいなさそうだったのでパス。また海外保険に入ってないので、診察代金も問題に・・・。とはいえあまりにも現地的病院に行くのもなんなので、ランク的には上から二番目である「三級甲等」の病院へ行くことにした。
 まず、「挂号大庁」*1にて受付。診察を受けたい科と医者の名前を告げる。「専家」*2の診察を選んだためか(?)問診料は7元だった。診察室の場所を自分で探し診察室に入る。誰も待っていなかったのですんなりと診察開始。症状を話し、検査をすることに。医者は助手(?)に検査項目を書かせ、その紙を僕に渡して一言、「お金を払っておいで」と。検査するのも先払いか〜。お金を持ってないと、怪我して治療が必要でも待合室の椅子の上に寝かされているだけの国だから、先払いは当然だよなあ・・・。
 で、その紙を持って「挂号大庁」の隣にある会計でお金を払う。普通検査と化学分析合わせて47元。スタンプを押された紙と領収書を思って診察室に戻って、検査をするものと思っていたら、「『化驗室』*3に行け」とおっしゃるのですぐさま「化驗室」へ。分析と言えば血だろうと勝手に思っていたので、「化驗室」の分析員(?)に先ほどスタンプを押された紙を見せると、右手にあるプラスティックのカップを指差されて、我が頭には?マークが・・・。何々? 「尿杯」? ああ、検尿ですか。分析項目を先に確認しとけよ>俺! というか先に説明しとけよ>医者! ハイ、分かりやした。トイレに行ってきま〜す。何とか尿を搾り出し、手を洗って出ようとすると、小便をしようとしていたおじいさんが後ろに倒れようとしているではないか! おじいさんの隣で小便をしていた男の人と共におじいさんの腕をつかみ、支えてあげたので、おじいさんは何とかぶっ倒れずに済んだ。おじいさんは「没問題」を連発していたが、どう見ても大丈夫じゃないっしょ〜。おじいさんの娘さん(?)も飛んできて、おじいさんが車椅子に乗り一息ついた。でも、後で考えると娘さん・・・そこって男子トイレなんですけどw あとおじいさんの尿意は治まったのか?
 で、小便を持って「化驗室」に戻って、「尿杯」を検査員に手渡そうと待っていると、近くにいたおばさんがここに置くんだよって場所を教えてくれた。そう、「化驗室」は男も女も関係なく、また人様の尿も見られ、こちらの尿も見られるという・・・。あんまりいい気持ちはしないが、まあ中国ではこんなものかなと。分析結果は30分後と書いてあったので、本でも読んで待ちましょかと思っていたら人が多くなかったためか三分くらいで分析結果をもらうことが出来た。分析結果を見てみると、一部の項目に※が付いており、その数値がべらぼうに高い!高い! こりゃ大変。何か手術しましょう何て言われて法外な値段を請求されてしまうのかとビクビクしつつ、診察室へ帰る。分析結果を見て、お医者さんは一言、「こりゃ検査は必要ないね、来週火曜日にまた来てください」  ??? えっ? 患部とか見ないんですか? 今考えてみると普通検査の10元って払わなくてもよかったのでは?? まあ次回直接診察室に来てくれといわれたので、その際に検査するのでせふ。分析結果と症状聞いただけで病名確定していいのかね・・・。今この日記を書いている時に友人が触診もされずに盲腸を単なる風邪と診断されたのを思い出したよ(ただしこれは日本での話)。誤診だったらどないしよ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル それにしても「ほらここの数値、標準よりかなり高いでしょ」って、隣にいた患者にも分析結果報告書を見せるようにせんでもよかろうもん。病院内にも関わらず携帯電話もバンバン使ってるし。しかし、診察室には仕切りも何もなく、患者さんを一人ずつ呼ぶこともなく、二三人一緒に問診が行われるってのはどうよ。プライバシーもくそもない。隣の患者さんの病状も全て丸聞こえっす。まあ僕も恥も外見も捨てて病状をおおっぴらに話したわけだが・・・。現地化甚だしいってかw
 今日注射でもして治るというのであればそれで終わりだったのだが、火曜日に来てくれということなので、「門診手冊」*4を「挂号大庁」で買う必要が生じた。またまた「挂号大庁」まで行かにゃならぬのか。==はぁ==3。0.5元也。
 「門診手冊」に病状を詳しく記入してもらい、薬を出してもらう。中国だけに「中成薬」*5かと思いきや、「西薬」*6だった。「薬を飲めば治るのか?」と聞いたら、「治る!」と力強いことばが返って来たのでまずは一安心(誤診じゃなけりゃね)。「薬方」*7を持って、またもや会計に行く。172.5元も取られましたがな。処方箋にハンコをもらい、領収書をもらってこれで終わり!と思ったら、どのように飲むか教えるので薬をもらったら診察室に戻って来いというではないか。うーむ、何回行ったり来たりすればいいんだ? 薬の飲み方は薬剤師が説明するのとちゃうの?と思ったが、「薬房」*8に行って納得。無茶苦茶人が並んでまんがな。一人一人に丁寧に説明していたらこりゃみんなの怒り爆発でしょう。人口が多いから病人も多いのねん・・・。
 薬の飲み方の説明を受けてしゅ〜りょ〜。早く治らないかな〜。薬飲んでいる間は酒が飲めないよ。あ〜あ、日本が世界杯で勝っても祝いの酒が飲めないのか・・・。勿論負けても自棄酒が出来ぬ。引き分けたら? 勝てなかった悔しさから、もしくは少なくとも負けなかったという安堵感からやっぱ酒は飲みたいっしょw 酒飲みは何だかんだ勝手に理由をつけて酒を飲むものであ〜る。





*1:受付ホール

*2:専門家

*3:化学分析

*4:外来患者用の診察手帳

*5:漢方の成分が入った製薬

*6:西洋医学で用いる薬剤

*7:処方箋

*8:薬局