日本人

 散歩がてら本屋へ。平積みにされているコーナーの一角に「日本・日本人」に関する本が何冊も並べられていた。反日デモの起こったあとから日本に関する本が注目されていたが、今も相変わらず人気があるようですな。
 陳列されている本の中でも新渡戸稲造の『武士道』と魯思・本尼迪克特*1の『菊与刀』は外せないようで、この二冊は新たな装丁で発刊されたみたいだ。他には魯迅の弟・周作人の『周作人論日本』、小泉八雲の『日本与日本人』、金文学の『東亜三国志』、李兆忠の『曖昧的日本人』などがあった。データを見るとどれも反日デモ以降に出版されている。
 本に書いてあることが日本人・日本文化の全てではないのは確かだが、中国の人々が今まで興味のかけらもなかった日本・日本人に対して興味を持ち始め、理解しようという気持ちになったら嬉しいですな。