修車

 人民元のストックと食料が尽きたので、まず中国銀行へ両替GO! 颯爽と(?)自転車に乗るが、何だか感覚がおかしい。後輪を見る。我的天!パンクしているではないか・・・。予兆がかなり前からあったので、ついにこの日が来たか・・・ってな感じ。タイヤの中身(空気を入れるチューブ)が破れ、タイヤもヒビでがたが来ていたので、一式取り替えることに。30元も取られて、何だか騙された気がする。まあ、チェーンに油もさしてもらい、各箇所のネジもしっかりと締めてもらい、乗り心地もアップしたので良しとしますか。修理で時間が食われたものの、両替も買い物もちゃんと出来ますた〜。
 自転車修理屋がどこにでもあるのは助かると言えば助かるが、逆に言えばそれだけ自転車が壊れるということですな。今乗っている自転車は韓国から持ち込まれたものなので(?)故障は来ないが、以前乗っていた自転車は兎に角よく壊れた。
 まず、一台目。130元ほど出して大学内で購入。ライトや反射鏡などは勿論付いてない。車輪が太く、ギアチェンジもなく、あまりスピードが出ない自転車だった。買って5日目に盗まれた>_< むかついたので二度と自転車を中国で買うものかと思ったものだ。
 そして、二台目。自転車のない生活があまりにも不便だったので、一台目が盗まれてから1ヶ月後に購入。意思がホンマに弱いよな〜>俺! 値段は115元位だったか? 今度は盗まれたくなかったので鍵を三つ買い、鍵の値がかなり張った記憶がある。ただこの鍵のうちひとつが錆のため開かなくなり、修理屋にて切ってもらったという間抜けなこともしたなあ。この自転車は車輪が細く、スピードが出て始めのうちは快適だった。ところが、すぐに「小毛病」*1の連発。レシートをもって何度自転車店に行ったことやら。サドルがすぐグラグラして、あらぬ方向に向いたり、サドルのカバーもヒビが入って、最後にはカバー全体が取れたりした。むき出しのサドルに乗るとケツの痛いこと痛いこと。ペダルも何故かポロンととれるし、しまいにはチェーンも切れた。後ろの荷台のネジもすぐに緩んで使い物にならない。よくこんなチャリに乗っていたものだ。でも、後ろに彼女を乗せて走った想い出があるのもこのチャリなんだよな・・・。
 三台目は貰い物。この自転車も曲者。所謂ママチャリで、前記の二台(マウンテンバイク風)とはちょいと違う乗り心地。サドルもでかくて座り心地はなかなか。でもやはり故障からは逃れられず、スタンドは何度修理しても駄目で、新品に取り替えても×。前に取り付けてある籠も取り付け方が悪いのか、自転車の部品の構造が悪いのかすぐグラつき、ネジが知らないうちに取れて、錆でボロボロに。日本でも中国製の自転車に乗って手入れも何もしなかったが、ブレーキがうるさかったくらいで、故障という故障もなく、錆にも弱くはなかったよなあ。
 四台目は今乗っているマウンテンバイクで、故障は特になく、ホンマに助かる。北京郊外の大覚寺まで行けたのもこの自転車のおかげ。次は万里の長城まで行きますか?
 二台目、三台目に乗っていたころはよく自転車修理屋に通っていたので、修理屋の兄ちゃんと顔見知りになり、自転車を押して修理屋に行くと、「お前また来たのかよ」ってな感じの表情で出迎えてくれたものだ。ある日、故障大杉の自転車に頭にきて、「新しいの買ってやる!」と言ったら、「新しいの買っても同じ同じ。問題ないのは最初の一週間だけ」との答えが返ってきた。新車を買うのを諦めたのは言うまでもない・・・。人民チャリなら丈夫そうなんだけどな。それでも同じなのかな? 人民チャリは嘉峪関とラオスビエンチャンで乗ったことがあるが、ペダルが重く進んで乗る気にはならん。西洋人留学生は結構人民チャリに乗っている。
 僕は幸いにも1回しか自転車は盗まれていないが、友人は大学図書館前の駐輪場で3回も盗まれている。中国では盗まれてもあまり後悔しない自転車に乗った方が賢明ですな。大学内で中古自転車も販売されているので、中古の自転車を買うのもひとつの手かもしれない。ただ、潘家園あたりの中古自転車は盗難自転車である確率がかなり高いので、ご利用の際はお気をつけあそばせw 




*1:ちょっとした問題