同志

岡本OK

 中国語で「同志」は「理想や志を同じくする人」の意味だが、かつての「革命」という理想を共にする「同志」は、今や同性愛趣味を持つものの呼称で使われている。とはいえ、田舎に行くとまだ知らない人に呼びかけるときに、「同志」は使われることもあるので、「同志」と呼ばれても吃驚しないようにw
 只今、北京の全国農業展覧館にて「第三回計画出産と生殖健康博覧会」が開かれているそうで、そこで中国最大のコンドーム生産メーカー・桂林乳膠厰(桂林高邦有限公司)が同性愛者を対象にした『“同志”安全套』を発表したとのこと。 ストックが何十万個もあり、博覧会が終わった後に発売開始だそうだ。ある統計では中国には現在、男性の同性愛者が500万〜1千万人いるそうだから需要はあるかもね。日本にも同性愛者専用のコンドームってありましたっけ? この“同志”コンドームの特徴は伸縮率が通常のコンドームの1.5倍で、厚みも増していることらしい。「同志」たちだけじゃなく、普通に「走後門」が好きな人も使っていいわけだよな〜。
 以前、留学するとき、中国で売ってなく絶対にもって行くべきものを先輩に聞いたところ、「安全套」*1という答えが返ってきて、コンドームを持たされたものだが、北京や上海ではコンドームは今や薬局に行かずとも、スーパーマーケットでも売っている。カルフールには薬局と同じく専用の案内人がいて色々と購入者の希望などを聞いていた。香港系の「屈臣氏」*2に行けば日本のコンドームも簡単に手に入る。オカモトのコンドームは日本と種類は違うものの、何種類も棚に並んでおり、全てMADE IN JAPAN。写真の避妊の為の「七重保護」を謳う一番値段の高いコンドームで70元弱(12個入り)である。潤滑ジェルなども普通に売っているので、これから北京や上海に留学を考えている方は持ってくるものからコンドームなどの項目を外しても大丈夫ですよw
 また、バイブなどの「大人の玩具」も「亞当夏娃」*3なる専門店に行けば売ってるので、中国の「大人の玩具」に興味がある方は話のネタに北京・王府井の新東安市場の北向かいにある支店に入ってみては如何?


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*1:コンドーム

*2:Watsons

*3:アダムとイブ