花様滑氷、北京地下城、故宮

花様滑氷

 「霧」(その実、スモッグ也)で視界も気分も悪くなった週末だが、そんな悪条件をもろともせず(?)、首都体育館で浅田真央たんのフィギアスケートGPデビュー戦を見てきますた〜。何でも(?)生は良いものですな。表彰台に立つ三人(女子)は誰でも事前に予想できたが、浅田真央荒川静香に競り勝ち2位になるとは! 浅田真央・・・この天才少女は名前だけしか知らなかったけど、めちゃ可愛いじゃないですか〜。安藤美姫なんて目じゃないですな。中国における人気としてはまだまだ安藤美姫には敵わないような感じだが、拍手は荒川静香より大きかった。「くるみ割り人形」の音楽に乗っての演技、特に口に人差し指を持っていって、お静かに〜ってする場面がとってもキュートで、僕の心を鷲づかみ。文根英(ムン・グニョン)といい浅田真央といい、可愛い妹系にどうも僕は弱いようですw 
 変なブーイングや「小日本」といった悪口が聞こえてくるかと思ったが、そんなことはなく、僕の心配は杞憂に終わってよかった。それにしても、ロシアのスルツカヤ。このお嬢さんには魅せられる。まともに滑られたら今後も日本人選手は敵わんのとちゃうかと思わせる演技だった。ビールマンスピンなどの足をつかむスピンに入るときのスムーズさが荒川静香浅田真央と全く違ったし。まあ、敵は強ければ強いほど倒し甲斐があるというものですか。ガンガレニッポン!


 週末は遊びで忙しく、上記のフィギアスケート大会以外にも色々なところに行ったのだが、またしても国慶節のときに逝った「北京地下城」(2005年10月1日の日記を参照)を見学したのだった。この「北京地下城」は今年の年末までに一度閉鎖して、10ヶ月ほどかけて内装工事をすることになったそうだ。内装工事が終わった後、「北京地下城」から故宮紫禁城)への通路を開放するとガイドの小姐は言っていたので、「北京地下城」の入場料20元だけで故宮に入れるわけですな(本当かなあ・・・)。前回はほとんど見学者がいなかったのに、今回は団体客がかなり来ていた。ガイドも忙しい様子で、説明も簡単に、早足で見学コースを回った。慌ただしいのが嫌いやねんけど、しゃあないか・・・。


 続いて、「北京地下城」から行きたかった故宮紫禁城)だが、今は行かせてくれないので、仕方なく地上を通って故宮紫禁城)へ。冬場の閑散期に入ったためか、入場料が40元だった。人人人で大変混雑していたが、日本人観光客にはほとんど出会わなかった。皆さん中国旅行を控えているのかな? また、城内のスターバックスも人が込んでいた。あまりにも小さな店舗で、ロゴなどが全く目立たなかったので、危うく通り過ぎるところだった。店内には席が4つほどしかなく、10人強が列に並んでもう満員。コーヒーが飲めなかった・・・というより店内にも入れなかった・・・。
 故宮紫禁城)は今回で4回目なのだが、「珍宝館」には今回初めて入った。そして驚いたのが、今まで故宮紫禁城)への入場料で見られていた「九龍壁」が、珍宝館地区へ組み込まれ、別途入場料10元を払わねばならなくなったということだ。まあ、そのおかげで「九龍壁」から「珍宝館」にかけての地区は人が非常にに少なく、とてもゆったりと見学が出来た。旅行者が全くいない時もあったので、たった10元余分に払うだけであたかも故宮紫禁城)を独り占めしたような感覚が味わえてめちゃラッキーだった。
 故宮紫禁城)は修復工事している箇所が多く、色も塗りなおしている。年代を感じさせる赤壁の色も、目立つ赤色に塗りなおされ少々興ざめ。故宮紫禁城)に限らず、中国ではどこのお寺の壁、仏像等も全てけばけばしい色で塗りなおすのは何故なのだろう? 天安門に掲げてあるの毛沢東肖像画も年々ちょっとずつ若くなってるしw 綺麗に新しくした方がみんな喜ぶと思っているのか・・・。中国人だったら奈良の大仏にも金箔を貼ってまっ金金にしてしまうんだろうな。でも、逆に言えばそれが出来た当時の本当の色だから、本来はそれが正しいのかも!? でも個人的には自然に任せてあせてきた色合いの方が好きなのだけどなあ。

 上記以外の遊びに行った場所についてはまた次回にでも・・・。