外国人居留証

外国人居留証

 右の写真がそれ。この居留証とも今日でお別れ。来週には「居留許可証」というシールとなって、パスポートにペタっと貼られて帰って来ることであろう。「外国人居留証」は2004年11月21日(だったはず)をもって、「居留許可証」に変更されるということになったのである。かつて外国人が外出するときに携帯しなければならなかった「外国人居留証」がなくなるということは、今後は「居留許可証」の貼ってあるパスポートを持ち歩かないといけないということですな。面倒臭いなあ。まあ誰も持ち歩いてないけど・・・。
 この「居留許可証」を申請するために今日はまず大学へ逝った。いや〜一ヶ月ぶりに大学に逝きましたわ。いつの間にか大学は夏休みに入ってた・・・。で、留学生事務所にて、担当の方に申請書を埋めていってもらう。今回は「居留許可証」に変更のため、派出所で住所登録をした証明書も必要になった。
 紙切れ一枚を埋めるだけなのに思いの外時間がかかり、16:30に閉まる「出入境管理公安局」に危うく間に合わないところだった。この「居留許可証」の申請費用は400元*1。これで一年間何回でも中国に出入り出来るので、一年マルチビザを400元で取ったようなものですな。400元なら香港で一年マルチビザを取得するより安い! 無論、来学期の授業料を払わずにとんずらすればの話であるが(w
 この「居留許可証」、シンセン、広州、昆明に住んでいる日本人留学生にとってはかなりお得ですな。香港やベトナムに行くときに、行きたい時にすぐ行けるんだから。以前のように「再入境」ビザ*2を取るとなると、少なくとも三日(北京は五日)かかるし、学期中だったら学科の主任(漢語進修生は別)とかの許可をとらなあかんかったわけやしね。でも、北京に住んでいる自分としてはそんなに有り難味がないなあ。
 かつての「再入境」ビザは2002年には250元も取られていた。これは日本人の料金で、国籍によって値段が異なっていた。90元から1000元オーバーもあったと思う。韓国人は当時170元位だったかな。
 それがいつの間にか、少なくとも2004年には160元に値下げされた。というか、日本が非対等云々というクラスにひとまとめにされたというべきかもしれない。
 また、廃止された「外国人居留証」の延長は100元だったから、一年の間に二回は中国を離れ中国に戻ってこないと、損したような気になるよなあ。さてどこにに逝きましょうか・・・。

*1:2005年6月現在、1元は日本円で13〜14円ほど

*2:かつてXビザ(留学ビザ)を持っている人が、中国再入国の際に必要になったもの。通称リターンビザ。このリターンビザを取らないと、「外国人居留証」は中国出国の際に没収されるのであった。SARS(中国語で「非典型肺炎」。略称「非典」 なんちゅう略し方やねんな)騒動の時、留学生事務所のおっちゃんから「リターンビザ取得しなくても大丈夫というお達しを公安局から受けたので、申請しなくてよい」と言われたので、それを信じた。ところが、出国の際に没収になった。後の祭りです・・・。友人はすぐ戻ってくるからと必死に頼み込んで返してもらったとか。僕の気合不足ですな。