高考=現代版科挙

 毛沢東はこの現代版科挙を廃止したが結局また復活。科挙はこれからも続いていくことでしょう・・・。
 中国は9月が学年始まりなので、「高考」と呼ばれる大学入試テストは6月に行われる。ここ何日かそのテストの結果(点数)が出てきており、高校生にとっては緊張しまくりの日々なのかな? この「高考」は日本のセンター試験と違い、受験生はその自分の点数を知ることが出来る。日本だと自己採点のみであり、マークミスなどで点数がガクンと落ちていても知りようがない。その点は中国の方がいいのかも。韓国もそうだが、中国も一発勝負で、大学の二次試験なんてものはない。
 また回答には必ず2Bの黒鉛筆を使わないといけないとのことだが、例によって偽物2B鉛筆(色が薄い)が出回り、それを使った生徒の解答を機械が判別できず、結果全て0点になったとか。そんなわけで「高考」前には「偽物2B鉛筆に注意!」といった話題が持ちきりである。僕は日本ではHBのシャープペンシルセンター試験(模擬試験も)を受けたが、問題なかったけどなあ。読み取り機の性能も悪いんちゃうか? 
 それよりも地方の生徒が北京大学(合格ラインは750点満点で700点)など北京の有名大学に行きたければ、北京戸籍の生徒より60点位多く点を取らないと合格できないというのは不公平すぎるよな。