藝妓回憶録

 今日の日記の題名は所謂、中国で元々章子怡(チャン・ツーイー)の誕生日に合わせて(?)今年公開予定だった『SAYURI』(原題:MEMOIRS OF A GEISHA)の中国名である。「日本のゲイシャ役を中国人がするとはなにごとじゃ〜」などと批判されたため中国で公開されなかったのは皆さんの周知の通り。で、DVDを買ってからずっと見るのを忘れおり、今日初めて見たのであった。DVDを再生するといきなり出てきたのがタイトルが、


МЕМУАРЫ ГЕЙШИ


このつづりで正しいのか分からんが、ロシアバージョンの海賊盤かいな〜w 吃驚したよ。読めないけどこのタイトルは原題からきているんだろうね。勿論、ロシア語の吹き替えもあった。でも中国語の吹き替えはなく、あったのは広東語バージョン・・・。字幕の誤訳についてはもう言うまい。少なくとも「パンプキン」(おカボ)の訳が「仙人掌」*1っていうのはないやろ・・・。 
 この映画のオリジナルは全編英語だが、章子怡が楊紫瓊(ミシェル・ヨー)を度々「お姉さん」と呼びかけたり、「ごめんください」、「初めまして」と言ったりするのは如何な物か。英語で徹底して欲しいよな。何か、中国ドラマで日本兵が「バカヤロー」というところだけ日本語になっているのを思い出しちょいと不愉快になったよ。日本を舞台にした映画の台詞が英語というのはあまり気持ちのいいものではないですな。今度日本語吹き替えバージョンを見たいと思った次第でありまするぅ。
 このほどアメリカの雑誌『人物』(ピープルでつか?)が選んだ世界100人の美女の中で、世界美女ランキング第10位にランクインした章子怡であるが、今日映画『SAYURI』を見て改めて思った「やっぱり美人じゃないよな」と。『初恋の来た道』(原題:我的父親母親)のような田舎っぽさを残した役が彼女に一番合っているのではないか? でもあれだと意地悪そうな部分が出てないから、それはそれで合っていないのか。章子怡はともかく、年増のゲイシャを演じた鞏俐(コン・リー)は上手かった。何だか、現実の章子怡と鞏俐の立場を現しているようで涙なくしては見られなかったよ(>_<。)。。嘘
 それはそうと楊紫瓊がフェラーリの総監督ジャン・トッドの彼女だというのは本当なんでつか? 確かにF1のレースがある時に楊紫瓊がフェラーリパドックによくいるけど・・・。




*1:サボテン